2010年04月28日

脂肪吸引の流れ

脂肪吸引の手術は具体的にどのような流れで行われるのでしょうか?最初にクリニックに訪れると、カウンセリングが行われるのが普通です。ここでもし、脂肪吸引について不安に感じていることがあれば、いろいろと聞いておくといいでしょう。カウンセリングで脂肪吸引について納得することができたら、手術の予約をとっておきます。

脂肪吸引手術はいきなり行うことはありません。手術前に各種の検査が実施されます。通常は、血液検査やレントゲンなどを撮影します。そして脂肪吸引の施術を行うことができるかどうかについて確認をとります。また実際に脂肪吸引の施術を行う前にも簡単な検査が実施されます。この場合には血圧や脈拍をチェックする程度になろうかと思われます。

脂肪吸引の施術ですが、まずはマーキングと呼ばれる工程が入ります。脂肪吸引をする部位のところにペンなどを使ってしるしをつけておくのです。続いて麻酔をかけていきます。麻酔は施術の個所や範囲によって、使われる種類は変わります。そしてカニューレと呼ばれる管を挿入し脂肪吸引の施術が行われます。

脂肪吸引の施術が終了すると、しばらくクリニックが用意しているベッドの上で休憩をとります。そしてのちに退院という形になります。ですから、大抵の脂肪吸引では入院の必要はありません。しかし施術の程度や使われた麻酔によっては、入院をしないといけない場合もあります。入院しなくてはならないかどうかについても、事前に医師に相談しておくといいでしょう。

脂肪吸引の麻酔

脂肪吸引を行う場合には麻酔が使われます。麻酔の種類ですが、脂肪吸引の性格に応じて使い分けられています。最も多くつかわれているのが、局所麻酔です。脂肪吸引を行う部位のところのみに麻酔をかけます。麻酔には痛みを感じさせなくする効果と主に、脂肪を柔らかくする効果もあります。よって脂肪吸引の施術をスムーズに行うという狙いもあるのです。

もし脂肪吸引の施術を広範囲にわたって行う場合には、全身麻酔をかけることもあります。全身麻酔は強制的に患者を眠らせます。ですから脂肪吸引の施術を実際に知ることなく終えることができます。しかしほかの麻酔と比べると身体への負担は大きくなります。

下半身の脂肪を吸引したいという人も多いです。この場合には硬膜外麻酔という麻酔の方法がつかわれることもあります。脊椎の周囲の神経に直接麻酔をかける方法です。本人には意識があります。また脂肪吸引を行った後、麻酔が切れた時に伴う痛みを最小限に抑える働きもあります。硬膜外麻酔はほかにも無痛分娩のときにも用いられます。

静脈麻酔が採用される場合もあります。これは脂肪吸引する範囲がごく限られている場合に使われます。一時的な睡眠状態を生み出す効果があります。ですから脂肪吸引の施術に対して、強い不安を感じている患者に対して使われることが多いです。通常、静脈麻酔は単独で用いられることはありません。ほかの麻酔と併用するのが一般的です。このように脂肪吸引の種類に応じて、麻酔も使い分けられます。

脂肪吸引のアフターケア

脂肪吸引をすることによって、多少なりとも、身体への負担を強いることになります。ですから脂肪吸引が終わった後のアフターケアについては慎重に行う必要が生じることもあります。まずは脂肪吸引をした後の痛みをどうするかという問題が生じてくるでしょう。脂肪吸引している時には、麻酔が効いていますから痛みを感じることはありません。

ところが麻酔が切れたときに、痛みを感じる患者も少なくありません。一般的には脂肪吸引の範囲と痛みが正比例するとみられています。広範囲の脂肪吸引を一挙に実施して場合にはその分、痛みも強く出ます。もし痛みに耐えられないという場合には、鎮痛剤が用いられることもあります。

また脂肪吸引をしてしばらくすると、内出血が生じている場合があります。脂肪吸引をした個所が紫色に変色をしていたら内出血を起こしていると思ってください。そこで通常は脂肪吸引をしてから1週間程度は、ガードルを装着することが求められます。ガードルによって固定をするのと同時に内出血をしている個所を圧迫するのです。通常は2〜3週間程度も経過をすれば、元通りに戻るはずです。

また脂肪吸引をした部位の肌が硬く変化することがあります。またそれに伴い、脂肪吸引をした部位のところの感覚が鈍くなることもあります。もし以上のような症状を自覚している場合には、医師のほうに相談をしてみましょう。脂肪吸引の後には結構見られる症状ですから、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

脂肪吸引術後の注意点

脂肪吸引をする人に多くみられる誤解ですが、術後にすぐに理想のボディーラインを得ることはできません。通常数週間は完治までに時間を要します。また場合によっては、1カ月程度の経過観察が必要になってくるケースもあります。脂肪吸引は身体に負担をかける施術なので、身体が完全に回復するまでに、ある程度の期間が必要になるからです。

脂肪吸引の術後の注意点についてですが、施術をした個所やどの程度の範囲を吸引したかによって違ってきます。ですから脂肪吸引を担当した医者からのアドバイスを守るようにしましょう。一番怖いのが「もうこの辺でいいだろう」という素人考えで勝手に判断をしてしまうことです。プロであるクリニックの医者の言うことを聞くことを肝に銘じてください。

特に仕事復帰はいつごろから可能かとか、風呂に入ってもいいのはいつごろからといったことについては、必ず確認をとっておくようにしましょう。もしアウトドア派であれば、運動をしてもいいのはいつごろかということも質問しておくといいでしょう。そして最も大切なことは術後の定期検査です。医者がOKを出すまでは、決められた日に必ず検診を受けるようにしましょう。

脂肪吸引の術後にほぼ共通して行われる措置として、脂肪吸引した部位の圧迫固定があります。しかし圧迫固定といっても服の下に専用の器具をつけるだけです。外から見ても別に気になるというわけではありません。ですから比較的早く普段通りの生活に戻すことができます。

脂肪吸引の効果

ダイエットにチャレンジをするけれども、なかなか成功しないという人はいます。もちろん、ダイエットをしている人の意志が弱いことが原因としてある場合もあります。しかしこのような個人に問題があるわけではないケースもあるのです。それは体質的な問題です。

我々の体内にある脂肪は脂肪細胞というところで貯蔵をされています。この脂肪細胞ですが個人個人によって性質が異なることがあります。たとえば、平均よりも脂肪細胞の数が多い場合には、同じものを食べても太りやすくなってしまう恐れがあります。また脂肪細胞自体が肥大化しているケースもあります。この場合には、一般的に用いられているダイエットでは十分に体重を落とすことができなくなってしまう可能性があります。この場合には何かほかの方法で体脂肪を減らすしか方法はありません。

そこで脂肪吸引です。脂肪吸引というのは、脂肪細胞ごと除去をする施術のことを言います。脂肪細胞の絶対数を減らすことができますから、上のような問題でなかなか痩せることができない人でもダイエット効果を期待することができます。脂肪細胞が肥大化している人も、肥大化している脂肪細胞ごと取り除くことができます。よって同様にダイエット効果を期待できるわけです。上のような脂肪細胞に問題がある人は、うまくダイエットに成功したとしても、すぐに元に戻ってしまう恐れがあります。リバウンド対策としても脂肪吸引という方法は有効なのです。

脂肪吸引クリニックの選び方

脂肪吸引を実施しているクリニックは日本全国にたくさんあります。その中でもどこで脂肪吸引の施術を受ければいいのでしょうか?脂肪吸引を受けるクリニックを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。

まずは脂肪吸引の施術のテクニックを欠かすことはできません。身体の内部をいじる工程ですから、確かな技術力を持っている医者に任せたいところでしょう。そこでまずは医者の症例数をチェックしておくといいでしょう。症例数が多いということは、それだけ脂肪吸引についてのノウハウを持っていることになります。ですからいかなる展開にも冷静に対処してくれるでしょう。また美容整形の学会に参加をしているかどうかをチェックするのも有効です。学会に参加をするためには一定の審査基準をクリアしていないといけません。それなりの技術力を持っている人しか学会に参加することができないのです。

脂肪吸引を受けるクリニックの候補が複数残った場合には、電話で問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。そこでスタッフの対応をチェックしてみましょう。どんな質問でも懇切丁寧に説明してくれるところは安心感が違います。

またクリニックの設備をチェックしてみるのもいいかもしれません。脂肪吸引の器具はいろいろな新しい器具が登場しています。最新の器具のほうが身体への負担も少ないし、失敗のリスクも少なくなっているのが普通です。クリニックの設備が充実しているということは、それだけ脂肪吸引に真摯に取り組んでいることが分かります。

脂肪吸引のカウンセリング

脂肪吸引の施術を行う前に、通常はカウンセリングがあります。カウンセリングで医者と患者がコミュニケーションをとり、どのような仕上がりにしたいかということを話し合って決めていきます。脂肪吸引の施術を受けるときには、このカウンセリングは非常に重要です。

脂肪吸引は、自分の体内に専用の器具を入れて施術をします。手術が失敗するというリスクも患者は背負わないといけません。また始めて脂肪吸引の施術を受ける場合には、不安もいろいろと伴うはずです。そこでカウンセリングを通じて脂肪吸引の施術についての説明が行われます。脂肪吸引という施術法を患者が知ることで、患者の抱えている不安を取り除くということも狙いにあります。

もし脂肪吸引の施術前のカウンセリングをおざなりにしているところでは施術を受けないほうがいいでしょう。患者との信頼関係を放棄しているわけですから、何かあった場合でも真摯な対応をしてくれない可能性が極めて高いです。きちんとこちらを納得させようという努力をしてくれているクリニックを選ぶようにしましょう。

こちらも脂肪吸引のカウンセリングを受けるときの心構えがあります。それは自分が気になっていること、わからないことについて徹底的に質問をすることです。「どうせ素人にはわかるまい」ということで脂肪吸引を医者に丸投げすることはやめましょう。脂肪吸引をするのはあなた自身で、あなたの身体に施術を行うわけですから、徹底的に自分のこれから受ける施術について理解しておかないといけません。

脂肪吸引を受ける前に確認しておくこと

脂肪吸引を受ける前にはカウンセリングがあります。そこでは気になることや疑問点についていろいろと質問をして納得しておきましょう。しかしもしかするとぱっと質問することが浮かばない場合もあるかもしれません。そこでカウンセリングで質問すべきことについていくつか紹介しておきましょう。

まずは手術の手法についてです。特に脂肪吸引は一回で十分かどうかは確認しておくべきです。範囲によっては、複数回脂肪吸引を受けないといけないかもしれません。この場合には、脂肪吸引のインターバルはどのくらいなのかについて確認しておきましょう。

脂肪吸引も手術の一種です。ということは手術の失敗のリスクも伴います。ですからカウンセリングでもし手術が失敗した場合の対応についても確認しておきましょう。修復することが可能かどうか、もし修復が必要になった場合、費用はいくらぐらいか、もしくは費用はどちらが持つのかということも詰めておいたほうがいいでしょう。また手術痕の問題もあります。手術痕が残るのか、残るとしたら大きさと程度はどのようになるかについても確認をしておくべきです。

復帰までの期間も確認しておきましょう。脂肪吸引の施術を受けて即退院することができるのか、入院しなくてはならない場合、どのくらいの期間入院しないといけないか、入院の費用などについて確認をしておきましょう。このように脂肪吸引について疑問に感じることは多岐に及びます。ですからカウンセリングが重要になってくるわけです。

女性の脂肪吸引

脂肪吸引を受ける人を見ていると、女性の方が結構多いです。女性の場合、脂肪吸引をする目的は2つあります。まずはダイエットです。痩せて美しくなりたいという願望があります。同時に、スタイルをよくしたい、ボディーラインを整えたいということもあります。脂肪吸引は部分痩せが可能ですから、ボディーラインを整えることが可能なのです。

女性の中には「脂肪吸引をするのなら、気になるところの脂肪は全部取ってしまいたい」という方がいらっしゃるようです。しかし脂肪を完全に取り除くことはいろいろな部分でよくありません。

脂肪というのはよく敵視されてしまいますが、我々が生きていく中で欠かすことができない貴重なエネルギー源です。炭水化物やタンパク質とともに、三大栄養素の一角をなしています。ですから脂肪をゼロにするということは、健康的な観点からみても危険性が高くなってしまいます。また脂肪をなくすということは、理想としているボディラインを遠ざけてしまう恐れもあります。

脂肪を全くなくすとします。すると筋肉だけになり、どちらかというとごつごつしたような身体に仕上がってしまいます。ギリシャ彫刻の男性像のようになってしまうのです。脂肪吸引を希望している女性はこのような体形がほしくて脂肪吸引を受けるわけではないでしょう。女性らしい丸みを残して部分痩せをするときには、脂肪吸引する部位の5割、多くても7割程度を除去するのがいいとされています。

意外な脂肪吸引

脂肪吸引というとおなかや二の腕などがあげられるでしょう。しかし脂肪吸引は全身に対して施すことができます。意外な部位として、顔があります。顔にも脂肪吸引をかけることができるのです。

別に体形的にはやせているけれども、どうにも太って見える人がいます。このようなアンバランスが生じる原因は、顔にあります。頬や顎にかけて皮下脂肪がついてしまっているために身体の割には太って見えてしまうのです。そこで脂肪吸引によって、顔にたまっている余分な皮下脂肪を取り除いてしまいます。すると小顔にもすることができますし、シャープなフェイスラインを作ることができます。

中にはまぶたの脂肪吸引を希望する人もいます。まぶたに脂肪がたまっていると、目が細くなってしまい、やや人相が悪くなってしまうこともあります。また年を重ねていくとまぶたの重みによって垂れ下がってきます。すると何か野暮ったい印象を与えてしまいます。そこでまぶたの脂肪を脂肪吸引によって取り除くことで、イメージを良くすることができます。

顔の脂肪吸引の場合、耳の後ろを切開しそこからカニューレを入れて脂肪吸引をします。またまぶたの脂肪吸引の場合には、まぶたのラインに沿って切れ込みを入れ、そこから脂肪吸引をしていきます。耳の後ろですからめったに気付かれることはありません。まぶたのラインにしてももともとここにはしわができていますからしわのために区別がつかなくなってしまいます。